【過去記事】【週刊小技大全】#15 レッキングボール/低空飛行
【1】概要
レッキングボールのテクニック「低空飛行」について、その基本的な説明は上の動画で為されているので、まずはそちらに目を通していただきたい。
ここからは、動画に収まりきらなかった、低空飛行の強みと低空飛行をする意味について話していこうと思う。
【2】低空飛行の強み
低空飛行の強みは、相手にとって予測ができない動きであることだ。
例えば、動画でも出てきたコントロールセンターの高台は、壁ジャンプで登ってから普通にフックで落とすというやり方もできる。
しかしそれでは、敵に「今からあなたを落とすよ!」と教えてしまっているようなものだ。現環境のOWは、回避アビリティを持ったヒーローが多く、こちらが落とそうとしている意思が敵に察知されてしまうと、落とすのは非常に難しくなる。
であるから、落とされた敵が思わず「わったっふぁっく!?」と言ってしまうような、予想もできない動きをすると、環境キルがやりやすくなるのだ。
【3】低空飛行をする意味
動画で紹介したすべての高台は、別に低空飛行などしなくとも、横や天井にフックを刺せば普通に上ることができる。それならば、わざわざ低空飛行をする必要があるのかと、疑問に思った人もいるかもしれない。
しかし、先に答えから言ってしまうと、低空飛行ができる場所では、低空飛行をするべきなのだ。
その理由は、低空飛行の成功率の高さにある。
低空飛行は、他のテクニックと比べても格段に簡単だと言える。一度慣れてしまえば、ほぼ100%の確率で成功するだろう。
一方、壁や天井にフックを刺して同じようなルートを辿ろうとした場合、フックを離すタイミングや移動キーの入力の加減で、失敗して引っ掛かってしまうことも少なくない。そうなれば、再びグラップリングクローが使えるようになるまで、有効な動きができないことになってしまう。機動力がウリのハモンドにとって、それは大きな損失だ。
つまり、同じ結果になるならば、成功率が高いほうを選ぶべきということだ。
それに加えて【2】で説明した事象も絡んでくるので、低空飛行が使える場所でそれを使わない意味はないだろう。